全体意識を空気とすると、個体意識をガラス玉に例えることができる。個体意識とは、自分の主義主張、哲学、宗教などに固執する意識のことである。
ガラス玉は固いが、ガラス玉同士がぶつかると、たちまち割れてしまう。ガラス玉同様、個体意識を持っていると、人と闘ったり、憎しみ合ったり、健康を損ねて病気になったりしてしまうのだ。
自らの手で個体意識であるガラス玉を割ることができれば、総ての人を愛で理解できるようになるのだ。
個体意識とは、学習して、後天的に身につけた意識のことを言う。人が「自分の考え」という時の意識は、ほとんどが個体意識である。
全体意識とは、もともとある意識であり、真我、神、宇宙意識とも言う。自分自身の考え方が完璧になくなった時に、全体意識になるのである。
個体意識は、ちょうど、ガラス玉に自分の空気を入れている状態である。
しかし、ガラス玉は、他のガラス玉とぶつかると割れてしまう。そして、割れた時初めて、全体の空気と同化する。それが、死んで生まれ変わることでもある。
しかし、ガラス玉を自ら割って、全体の空気と調和することもできる。それが、生きているうちに生まれ変わるということだ。
固定観念や思い込みを総て捨てきった時から、無限の人生が始まるのだ。
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今回の「個体意識から全体意識へ」の解説は、こちらの佐藤学長の本に掲載されています。また、他にもたくさんの図解が載っていますので、ぜひ手に取ってご覧ください。
<書籍データ>
図解『神のメッセージ』
著:佐藤康行
発行:日新報道
1,500円(+税)
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03-5204-2341(平日10:00~18:00)