佐藤康行の言葉「世界一発想法で経営をする」

こんにちは。

佐藤康行です。

私は昔から、「世界一の発想法になろう」と常に思っていたことは間違いありません。営業をやっていた時から、「俺は世界一のセールスマンになる」と思っていました。

世界一とは、お客様の支持を得られながら、誰もやっていないようなダントツでなければいけません。だから、この「真我」をやろうと思いました。

そして、誰も真似できないところから始めて、一人ひとり、どんなに大変な人にも、全て全知全能をかけてやっていったのです。それが世界一の発想法です。

その結果、今があるわけです。人によって手を抜いたりせず、今、ここにいる人がすべてであり、全世界だと思って、そして、もう二度と会えないという思いで、最善をやっていきました。今もそれは変わりません。多分そういうことで、今回9月に初めて行ったニューヨークでも、あれだけ人が集まってくれたのでしょうね。必ず通じるのだということですね。

レストランを始める当時、吉野家とかマクドナルドが全盛の時代で、それらの店は両方とも牛肉でした。牛丼とハンバーガーとステーキ、値段がそんなに変わらなかったらどれがいい? といったら、「ステーキがいい」と若者はいうわけです。だとしたら、値段も、牛丼やハンバーガーまで安くできないまでも、それを考えれば、間違いなくダントツになるのでないかと思いました。

後はなるべく、コックさんに頼ると、コックさんに左右されてしまうので、そうならないように気をつけました。コックさんは経営者ではないので、経営的観点を持ちません。技術的観点です。そういう意味では、だいたい滅びていきます。だから当然、コックさんがいらないステーキは、アルバイトでも焼けますから。

タイマーさえ決めておけば、非常に標準化しやすいというところもありました。

経営者はもちろん、人格性に優れていることは絶対的に大事なことです。ただ数字だけ見たら、人格とは関係なくある程度まで伸ばせている、詐欺師集団なんかをみれば分かります。その、儲かるノウハウとは別に、会社が永遠に繁栄し続ける。ましてや、歴史に残るくらいまで繁栄し続けるというのであれば、やはり人格が大事になってきます。

だから、経営者は、会社というのが、その建物が会社なのか、事務所が会社なのか、それとも、商品が会社なのか、そのすべてを含めた会社とは何なのか? という、「理念」をきちんと持っていなければ、本当の偉大なる経営者としての会社は続かないということです。

だから経営者は、経営計画というのを立てる必要があります。1年後にどうなって、3年後にこうなってといったその計画を、より早く実現し、そして、社員にも浸透させていく。この経営理念と、経営計画が大事になってくるでしょう。

そしてもう一つのポイントは、あくまでも経営者は、その仕事を通じて「お客さんに喜んでいただく」ということです。

大きく分けて経営者は絶対目線をはずしてはいけないことがあります。一つは利益です。もう一つはお客様満足度です。さらに一つに絞れといわれたら、利益になります。なぜならば、利益がなければ会社が潰れるからです。お客様満足度どころではなくなります。

だから、利益を上げるということと、お客様満足度。これは二本柱です。お客様満足度というのは、お客様がその商品を通じて、払う代価以上のはるかなる価値を感じるかどうか、払う価値があるかどうかということにつきると思います。

さらにこれからの社会は、スピードが大変大事になってくるでしょう。そのスピードというのは、早ければ早いほどいいのです。極端な話、もしそれを、一晩でできる方法があるとしたら、わざわざ一ヵ月かける必要はないですね。

短ければ、短いほどいいわけです。「年数をかけなければいけない」という発想自体が私は間違いだと思います。

たとえば、会社が潰れそうなら、「今晩中に変えろ」という風になります。私も実際にそうやって、一晩で店を全部変えたこともあります。

四谷にフルーツパフェ店を出した時、客層がいなくて、今後も見込めないと思い、それを一晩で全部、居酒屋に変えました。そうしたら一晩で、ブワッと行列ができました。そういう時は、早ければ早いほどいいわけです。

だから、一晩で本当に、夜までパフェ屋だったのに、次の日になったら居酒屋にしてしまいました。その店でチューハイを一杯100円にすると、一発で、サラリーマンの人たちは喜んでブワーッと来ました。チューハイなら原価も安くできる上、中にはビールを頼む人もいますし、メニューもこんなに安いならと、思わず頼んでしまうから、一晩で大繁盛して一挙に黒字になりました。

一年かかってやるのも、一晩でやるのも変わらないということが分かりました。だったら早い方がいいと思います。それなら、一晩で変えられたらいいですよね?

そして、お客様の要望に、どんどんどんどん変えていったら、どこまで繁盛するかわからなくなります。だから、常にお客様の要望を聞いて、そしてそれをすぐ改善したら、いくらでも脱皮していけます。

それと、社長と以下の社員とは、全く人種が違うと思ったらいいです。違うというのは、社長は「全責任を負わなければいけないということです。たとえ会社が潰れても、社員がいなくなった後、追いかけられるわけです。だから、そこのところをちゃんと、社長も社員も、わきまえておく必要があると思います。そのように、社会の仕組みもできています。

とにかく、なるべく自分の位置を反対から見られるとか、上から見られるような視点が大事だというわけです。反対側から見るというのは、たとえば、私が店を出したときに、全部のお客様の席に座って、自分の目線がどこに行くのか、店の周りを何回も行ったり来たりしてみたりという、反対目線、お客様目線になれるようにしていました。

宝石の時も、お客様がどの商品に一番目が行っているのか、今持っているものはどういうものなのか、などで好みがわかるわけです。あくまでも、自分の好みは関係ないし、自分の欲求は関係ないわけです。お客様の欲求を叶えることからすべてを発想することで、すべて反対目線から見るわけです。

物ごとが成功するうえで、「能力× 熱意× 考え方」が大切ですが、その中で一番大事なのは考え方です。考え方を間違えたら、どんなに優れた能力を持って努力をしても、たとえば泥棒で才能があり、努力をしたら、大泥棒になって刑務所行きかもしれません。その一番大事な考え方の中で、なにが一番大事かというと、真我・本当の自分に目覚めて、本当の自分から発想していくことです。

そうすると、どこから目線でもできます。真我のカウンセリングは、まさに神目線でやるわけです。

その目線は普通できないことだと思います。反対から見るわけです。これも全部、神様の目でやっていったときに、より人類全体のことからとらえられるようにできるわけです。そういう風にとらえようとする姿勢が、最も謙虚な姿勢ではないでしょうか。

真我・本当の自分から見られるようにする。考え方の中で、ずば抜けて一番大事なことであり、それが世界一発想法です。

年齢はいけばいくほど普通は衰えていきます。それは平凡な考えです。年齢がいけばいくほどスピードアップしていき、進化が早くなるということも、まさに世界一発想法と言えると思います。だから、どこまでも希望が持てるわけです。

もっと言うと、死んだあの世からの方が、一番良い影響を与えられるかもしれません。釈迦やキリストなどもそうです。死んだ後の方がはるかに大きい影響を与えています。ですから、本当に偉大なものはそうなっていくのです。私も今、一旅路の一経過です。現時点で「ここが一番究極だ」というところまでなったわけではありません。この年齢で、これからいったいどこまで進化し続けられるのか、その可能性が楽しみです。

若い時よりも今の方が、進化が早いような気がします。だから人間の肉体や脳ではなくて、「魂の次元」でいくと、むしろ年齢がいけばいくほどスピードアップする。そういう感じを今受けています。

 

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